2017年04月22日
a pen + an apple = an apple pen !
ペン 1本 + ペン 1本 = ペン 2本
りんご 1個 + りんご 1個 = りんご 2個
これを算数の式で書くと
1 + 1= 2
あたりまえだぁ、と多くの人は思うでしょう。
しかし、最近、学習支援の必要なこどもたちの教材研究に関わっているのですが、
この辺のところから、彼らは疑問なのです。
自分はあたりまえだ、と思っていることを、
そう思っていない子どもたちに教えるというのは、
実はとても難しい。
では、
ペン1本 + りんご 1個 = ?
ピコ太郎さんの世界では、言わずと知れた アポーペン(りんごペン)
できあがった アポーペンは何本? ・・・・・・・・・・・・・・ 1本ですね。
これを算数の式にすると、
1 + 1 = 1
あれ?おかしいですね。
実は、1+1=2 に疑問をもつほうが、
高度な思考なのかもしれません
2017年04月20日
夜中の12時は 12 p.m.? 12 a.m. ?
某英語教室に通っていたとき、英語の先生と議論になりました
英語のリスニング問題で
「What time does the woman usually go to bed? 」(その女の人はたいてい何時に寝ますか)
という問いに対する答えを選ぶ。
リスニングの内容から、正解は「夜中の12時」
選択肢は
(A) 6 p.m. (B) 7:30 p.m. (C) 12 p.m. (D) 1:30 a.m.
ということで、正解は (C) 12 p.m.
そこまでは問題なし。
ところが、英語教室本部からのお達しで、
テキストに書かれている「12 p.m.」 を「12 a.m.」に
訂正してください、と。
そこに、私が反論。
「夜中の12時は、12 p.m.で 合っているのでは?」と。
「1p.m.は午後1時。
12p.m. は、その11時間後だから、夜中の12時をさすのでは?」(つまり、訂正の必要なし)
「でも、12 p.m.=午後の12時だから、お昼の12時じゃない?」と、英語の先生。(訂正の必要あり)
で、私は時間の数直線を書いて再び反論。
(このあたりが、理系的発想ですね。)
結局、お互い、納得しないまま
みなさんは、どう思われますか
2017年04月19日
頭がシビれるこの1問!の考え方!!
さてさて、前回の算数クイズの考え方
(問題)
あかねさん、あおいさん、みどりさん、ゆかりさんの4人の友達が、3月の春休みと5月のゴールデンウィークでの家族k旅行について次のように話しています。
あおいさんの家族がゴールデンウィークに行く場所は、どこでしょうか。
あかね「みんな、3月と5月では場所が違うんだね。」
ゆかり「当然でしょ。」
あおい「私の家が3月に大阪に行ったときね、たこ焼きたくさん食べたよ。たくさんだよ。」
みどり「ひつまぶしがすごくおいしかったよ。あ、名古屋に行ったの、私の家。」
あかね「私の家とみどりちゃんの家では、行き先が2つとも違うんだね。」
ゆかり「私の家は、5月に福岡に行くけど、あかねの家は3月も5月も福岡じゃないのね。」
あおい「みんな、行き先は、東京、大阪、名古屋、福岡のうちのこどこかなのね。」
みどり「でも、2つの行き先の組み合わせが同じ人はいないわ。」
あかね「あ、東京も大阪も名古屋も福岡も、2人ずつ行くことになるんだね。」
ゆかり「あら、偶然ね。」
.............................................................................................................................................................
まず、こんな表を作ります
この表に、行き先をはっきり言っている人の行き先に〇。
(3行目)あおい「私の家が3月に大阪に行ったときね、たこ焼きたくさん食べたよ。たくさんだよ。」・・あおいは、大阪に行った。
(4行目)みどり「ひつまぶしがすごくおいしかったよ。あ、名古屋に行ったの、私の家。」・・・みどりは、名古屋に行った。
(6行目)ゆかり「私の家は5月に福岡に行くけど、・・・」 ・・・ゆかりは、福岡に行く予定。
そして、あかねの行っていない行き先にX。
(5行目)あかね「私の家とみどりちゃんの家では、行き先が2つともちがうんだね。」・・・みどりは名古屋に行っているので、あかねは名古屋は行かない。
(6行目)ゆかり「・・・あかねの家は3月も5月も福岡じゃないのね。」 ・・・あかねは福岡に行かない。
だから、あかねは名古屋も福岡も行かないので、行き先が東京と大阪に決定!!
・・・あかねが福岡に行かないので、あかねと行き先が2つとも違うみどりは、福岡に行く!
(9行目)あかね「あ、東京も大阪も名古屋も福岡も、2人ずつ行くことになるんだね。」
と言っていて、福岡はみどりとゆかりの2人が行くので、あおいは福岡は行かない。
福岡に行かないあおいが行くのは、東京なのか?名古屋なのか?
(8行目)みどり「でも、2つの行き先の組み合わせが同じ人はいないわ。」
と言っているのであおいの行き先が東京だと、あかねと同じ組み合わせになってしまうので・・・・
ということで、あおいが行くのは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・名古屋
(問題)
あかねさん、あおいさん、みどりさん、ゆかりさんの4人の友達が、3月の春休みと5月のゴールデンウィークでの家族k旅行について次のように話しています。
あおいさんの家族がゴールデンウィークに行く場所は、どこでしょうか。
あかね「みんな、3月と5月では場所が違うんだね。」
ゆかり「当然でしょ。」
あおい「私の家が3月に大阪に行ったときね、たこ焼きたくさん食べたよ。たくさんだよ。」
みどり「ひつまぶしがすごくおいしかったよ。あ、名古屋に行ったの、私の家。」
あかね「私の家とみどりちゃんの家では、行き先が2つとも違うんだね。」
ゆかり「私の家は、5月に福岡に行くけど、あかねの家は3月も5月も福岡じゃないのね。」
あおい「みんな、行き先は、東京、大阪、名古屋、福岡のうちのこどこかなのね。」
みどり「でも、2つの行き先の組み合わせが同じ人はいないわ。」
あかね「あ、東京も大阪も名古屋も福岡も、2人ずつ行くことになるんだね。」
ゆかり「あら、偶然ね。」
.............................................................................................................................................................
まず、こんな表を作ります
この表に、行き先をはっきり言っている人の行き先に〇。
(3行目)あおい「私の家が3月に大阪に行ったときね、たこ焼きたくさん食べたよ。たくさんだよ。」・・あおいは、大阪に行った。
(4行目)みどり「ひつまぶしがすごくおいしかったよ。あ、名古屋に行ったの、私の家。」・・・みどりは、名古屋に行った。
(6行目)ゆかり「私の家は5月に福岡に行くけど、・・・」 ・・・ゆかりは、福岡に行く予定。
そして、あかねの行っていない行き先にX。
(5行目)あかね「私の家とみどりちゃんの家では、行き先が2つともちがうんだね。」・・・みどりは名古屋に行っているので、あかねは名古屋は行かない。
(6行目)ゆかり「・・・あかねの家は3月も5月も福岡じゃないのね。」 ・・・あかねは福岡に行かない。
だから、あかねは名古屋も福岡も行かないので、行き先が東京と大阪に決定!!
・・・あかねが福岡に行かないので、あかねと行き先が2つとも違うみどりは、福岡に行く!
(9行目)あかね「あ、東京も大阪も名古屋も福岡も、2人ずつ行くことになるんだね。」
と言っていて、福岡はみどりとゆかりの2人が行くので、あおいは福岡は行かない。
福岡に行かないあおいが行くのは、東京なのか?名古屋なのか?
(8行目)みどり「でも、2つの行き先の組み合わせが同じ人はいないわ。」
と言っているのであおいの行き先が東京だと、あかねと同じ組み合わせになってしまうので・・・・
ということで、あおいが行くのは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・名古屋
2017年04月19日
何の本の表紙でしょう?
実は、季節ごとに数学検定協会から送られてくる
算数・数学を楽しむ情報誌 「MarhMath+」(マスマスプラス) の表紙。
今月の記事のお気に入りはコレ
プレゼント付きの問題だから、私、さっそく応募しますよ~
みなさんは、わかるかしら
(問題)
あかねさん、あおいさん、みどりさん、ゆかりさんの4人の友達が、3月の春休みと5月のゴールデンウィークでの家族k旅行について次のように話しています。
あおいさんの家族がゴールデンウィークに行く場所は、どこでしょうか。
あかね「みんな、3月と5月では場所が違うんだね。」
ゆかり「当然でしょ。」
あおい「私の家が3月に大阪に行ったときね、たこ焼きたくさん食べたよ。たくさんだよ。」
みどり「ひつまぶしがすごくおいしかったよ。あ、名古屋に行ったの、私の家。」
あかね「私の家とみどりちゃんの家では、行き先が2つとも違うんだね。」
ゆかり「私の家は、5月に福岡に行くけど、あかねの家は3月も5月も福岡じゃないのね。」
あおい「みんな、行き先は、東京、大阪、名古屋、福岡のうちのこどこかなのね。」
みどり「でも、2つの行き先の組み合わせが同じ人はいないわ。」
あかね「あ、東京も大阪も名古屋も福岡も、2人ずつ行くことになるんだね。」
ゆかり「あら、偶然ね。」
表に書いて、整理するのがコツよ~
2017年04月16日
まちがった答え、大歓迎!!
私の仕事は個人の学習指導。専門科目は数学です。数学検定も準1級
数学検定は英語検定や漢字検定ほどメジャーではないので、受けていること自体、オタクの領域かもしれませんね。(笑)
子どもの時から、算数 大好き。 そのまま、中学、高校と数学大好き
そして大学も、数学科へ。
大学の在学中には、よく家庭教師のアルバイトを頼まれました。
実は、そのとき、家庭教師を断られたことがあるんです。
「頭のいい子を教えるのに向いているんじゃないですか!(うちの子にはあいません!)」と。
それまで断られたことが無かったので、ショックでした。
でも、今思えば、何がわからないのか、わかってあげられなかったのだと思います。
指導で大事なことは、
「わからない事をいかにわかるようにしてあげるか」
ということなのですね。
だから、「なんで、わからないんだ!!」と怒る先生は、ナンセンス!
ご自分の力不足を認めている、と同じこと。
正解に最短でたどり着く道はただ一つだけれど、
寄り道や回り道は無数にあるのです。
私は、たくさんの間違った答えや考え方に出会うことで、
なるほど、そう考えたのか、
そこがつまづきやすいのか、
と、教えてもらっているのです。
それが、学習指導者として大事な経験値となって、
これから出会う生徒さんたちの指導に役立つのです。
だから、間違った答え、大歓迎